教師と育児と、時々DJ。

小学校教師を生業としながらDJとしても活動する中で日々感じていることを書き残していきます。

【学級経営】新卒でいきなり担任を持つことになったら

みなさんこんばんは。久々の投稿です。

 

先日、卒業式を無事に終え、

クラスの教え子たちを送り出すことができました。

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担任として幸せな2年間を過ごさせていただき、感謝です。

 

さて、今週はそれぞれの学校で修了式を迎えますね。

ほっと一安心したいところですが・・・、

 

修了式が終わると、

担任は次年度に向けた戦略を立て始めなければなりません。

 

特に重要なのが、学級経営です。

 

学校現場では、この3月は、教室移動や新年度準備等、

とても慌ただしく過ごします。

 

そんなこんなで、あっという間に4月に入り、

ろくに準備ができないまま学級開きが行われてしまう例も少なくありません。

  

その中でも、最も大変なのが・・・、

新規採用でいきなり担任を持つ先生です。

 

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私のように、10年以上も学級担任をしていれば、

ある程度は自分の指導スタイルが出来上がってしまっているので、

これまでの経験や子どもの実態から戦略を練ることができます。

 

しかし、新規採用でいきなり担任を持つ先生は、

つい最近まで学生だったわけです。

 

そんな右も左もわからない若手でも、

日本の場合(特に小学校)は、教員採用試験に合格したら、

たとえ1年目であっても、いきなり担任を任されます。

 

ちなみに私は、「中高体育」で採用されたのに、

いきなり小学校の担任を任されました(笑)((((;゚Д゚)))))))

 

あの頃の焦りや不安な気持ち・・・今でも鮮明に覚えています。

 

今日は、そういう若手の先生にアドバイスを送りたいと思います。

 

 

①先輩教員に質問しまくろう!〜聞くのは一時の恥、聞かぬは一生の恥〜

 

今までやったことがないことをやるわけですから、

考えても何も思い浮かばないのは当然です。

 

ですので、

とにかく恥ずかしがらず、

遠慮せずに、

どんどん先輩教員(特に一緒に学年を組む先生)に聞いてみましょう。

 

聞く恥よりも、

聞かずに重大な失敗を子どもの前ですることの方が恥ずかしいですよ。

 

先生方は教えるのが好きで教員になっています。

だから、先輩は喜んで教えてくれると思いますよ。

 

まずは教えてもらった通り、

真似してやってみましょう。

 

 

②書物から学ぼう!〜身銭を切って学んだことは自分に戻ってくる〜

 

もし質問できないような残念な先輩教員に当たってしまった場合は・・・、

指導事例集や、指導の基本を示している書物が世の中にたくさんあります。

 

こういう類の書物は値段が高いのですが、

身銭を切って学んだことは、必ず自分に返ってきます。

 

ケチケチせずに、使えそうな書物は買い揃えましょう。

 

学級経営に関する書物で、

個人的に一番おすすめしたいのはこれ。

『学級経営は「問い」が9割』という本です。

www.amazon.co.jp

3年前の書物ですが、結構重宝しています。

 

今日、久々に読み直しましたが、

今読んでも共感できる部分が非常に多いです。

 

 

③まずは集団を指導できるようになろう!〜より良い「集団」が「個」を輝かせる〜

 

最近の教育現場は、

「一人一人の子ども」という、

「個」に目が行きすぎている気がします。

 

一人一人の個性を大事にするのはもちろん大切なのですが、

教師は集団を指導するのが本分ではないかと。

 

「一斉に」とか「集団指導」というと、

最近は、マイナスイメージを持たれる風潮がありますが、

まずは集団を指導することが大切だと思います。

 
 「ほめ言葉のシャワー」で有名な菊池先生の本を読むと、
荒れた教室を立て直す最初の段階(シャワーを浴びせる前)は、
徹底的に良い悪いを教師側から示すところから始めていました。
 
青山学院大学箱根駅伝優勝校に育て上げた原監督などの指導者も、
自身の著書で、
コーチングの前にティーチングあり。」
「未熟な組織に自主性を与えても成長なし。」
と述べています。

 

つまり、学級経営で大切なのは、

 

何を良しとして、

何がならぬものなのかを、

始めに子どもたちにしっかりと伝え、

それを軸にブレない指導を1年間継続すること

 

だと思います。

 

さて、来月からいよいよ新たなスタートですね。

みなさん、別れと出会いを大切に、

新年度に向けて計画的に準備を進めましょう。

 

 

それでは今日はこの曲。このPVのダチョウ倶楽部好きです。

www.youtube.com

www.youtube.c 

【STEAM教育とは】これからの教育に芸術分野がなぜ必要なの?

 

こんばんは。

昨日はあんなに暖かかったのに、

今日は一転、急に寒くなりましたね。

 

風邪ではありませんが、

花粉症なのか先週からくしゃみが止まりません・・・。

 

みなさんも、

体調を崩さないように気をつけていきましょう。

 

 

さて、

昨日から、こんな本を読んでいます。

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落合陽一さんの、

『0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書』

 

・・・タイトル、長いっす。。

著者の落合陽一さんは、

見た目はこんな感じですが、

どうやらすごい経歴を持っているようです。

ungjapan.com

 

私のような庶民とは感覚が違うところもありますが、

共感できる部分も多い内容です。

 

簡単に読めるように意識して書かれているので、

気がついたら1日で半分くらい読み終えてしまいました。

 

半分くらい読んだところで、興味深いことが書かれていたので、

読んでいる途中ですが、気になって調べてみました。

 

STEAM教育

という言葉です。

 

STEAMとは五教科の頭文字を組み合わせた単語で、

 

S(Science)、

T(Technology)、

E(Engineering)、

A(Arts)、

M(Mathematics)

 

を表しています。

 

すなわち、科学、技術、工学、数学などの理数系科目

芸術分野の科目を重視する教育方法のことです。

 

もともとは、アメリカの国家戦略として理数系人材育成が盛んになり始めた時期に注目されたワードですが、

 

STEM(理数系)が必要なのはなんとなくわかります。

 

IT化の進むこれからの世界を子どもたちが生きのびていく上で、必要であることは容易に想像できます。

 

でも、

 

なんでArt(芸術分野)が入るの?!!

 

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STEMじゃなくて、STEAMなの???

 

この疑問に対しては、

アメリカのジャーナリストダニエル・ピンク氏が著書「ハイ・コンセプト「新しいことを考え出す人の時代」の中で答えてくれています。


彼によると、「グローバリゼーションの進化」「アジア各国の台頭」「オートメーション化の進展」に伴い、

 

「左脳主導思考」から、「右脳主導思考」に変化することが必要となるそうです。

 

そしてその右脳手動思考に必須な2能力が、

「ハイ・コンセプト」「ハイタッチ」


ハイ・コンセプトは、

規則性を見出す能力、芸術的で感情に訴える美を生み出す能力、人を納得させる話のできる能力、一見ばらばらな概念を組み合わせて、何か新しい構想や概念を生み出す能力「創造力全般」を指します。

 

ハイタッチは、

他人と共感する能力、人間関係の機微を感じる能力、自らに喜びを見出し、また、他の人々が喜びを見つける手助けをする能力「対人コミュニケーション能力全般」を指します。


このように、

理数能力だけでなく芸術的な能力も今後求められるとのこと。

 

なるほど。

勉強になりました。

 

 

それでは今夜はこの曲。Shawn MendesとZeddの『Lost In Japan』

www.youtube.com

カナダ出身で今若い世代に人気があるショーンメンデスが、日本にいる愛しい誰かへの募る思いを歌っています。

人気DJのゼッドとコラボした楽曲です。

このミュージックビデオでは、2004年に公開された日本が舞台のハリウッド映画『ロスト・イン・トランスレーション』へのオマージュが、全体を通してたくさん盛り込まれています。

 

それでは、おやすみなさい。

【国語科】ウェビングマップを活用し、卒業文集を書こう

みなさんこんばんは。

2月になりましたね。

 

私のクラスは先週から「カウントダウンメッセージ」を作り、

 いよいよ卒業モードに入ってきました。

 

 

さて今日は、

そんな時期に毎年担任が頭を悩ます

 

「卒業文集の作り方」についてです。

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卒業文集というと、

書くことが得意な子はスラスラ書けるのですが、

 

早く終わらせる子に限って、

ありきたりな文章になることも少なくありません。

 

一方で、

書くのが苦手な子も必ずと言っていいほどクラスにはいます。

 

担任がつきっきりで指導し、

ものすごく時間がかかってしまうことも...。

 

卒業式を間近に控えて忙しい日々を送る担任にとっては、

とても悩ましい問題ですね。

 

 

どうにかならないだろうか・・・。

 

 

そこで私が見つけた実践がこちら。

ao-labo.com

 こちらの「あお先生」の指導法は、そんな私の悩みを解決し、かつ、学び合いを取り入れた内容です。

 

ということで、

 

早速この指導法を自分なりに解釈し、

学年で共有し、実践することにしました。

 

 

目次

 

 

 

 

1   ウェビングマップとは

 

ウェビングマップ(Webbing Map)は,連想したことを、くもの巣(Web)のように図式化(Mapping)することにより、思考を広げていく手法です。

 

学校現場でもよく使われる手法で、ある 1つのキーワードから思いつく言葉を紙に書き出し,次々とつなげ,児童の思考を広げることができます。

 

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2 ウェビングマップを書く

 

ノートと鉛筆を用意します。

必要に応じて、ワークシートを作成しても良いと思います。

 

まず、ウェビングマップの中心に「成長したこと」を書きます。

 

(出来事や行事から決めて書くこともあるかと思いますが、

そうしてしまうと、内容が似たものが出てしまったり、

ありきたりな文になったりしてしまいがちです。)

 

 

私のクラスで「6年間で1番成長したことは?」と聞いたところ、

 

「自己主張ができるようになった。」

「怒りの感情をコントロールできるようになった。」

「努力するようになった。」

「好きなことを諦めない気持ちを持てるようになった。」

 

など、

一人一人がそれぞれ成長したことを挙げていました。

 

なかなか書けない子については、

教師がそばに行って、

 

「低学年の頃、どんなことに困ってた?」

 

と聞いたり、

 

「友達に、どう変わったか聞いてごらん。」  

 

と言って、

気が許せる友達や、小さい頃からの友達のところへ行かせたりします。

 

それでも出てこない子は、

「今日お家に帰ったら、おうちの人に聞いてごらんよ。」

と言って、宿題にしちゃいました。 

 

 

次に、

「成長したこと」の周りに、

「成長する前の自分の様子」を書きます。

 

例えば、「コミュニケーション力」を中心に書いた場合、

そのまわりに、

「人見知り」「話すのが苦手」などを書きます。

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さらに、

「成長する前の様子」に、

その時の気持ちや理由などを書き加えます

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ここでのポイントは、

 

なぜ人見知りだったのだろう。」

 

「人見知りの自分をどう思ってた?

 

という問いを、その時(過去)の自分自信に向けさせることです。

 

最後に、

どんな事がきっかけで変わったのかを書かせます。

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このように、

 

現在の「成長した自分」からスタートし、

過去の体験や心情の変化を思い起こしながら、

そこから最終的に

「それを起こしたきっかけとなる出来事」にたどり着くことができます。

 

ここまでの流れを1時間でやってみました。

 

 

3 友達と対話する

 

次のステップは、友達との対話です。

 

作成したウェビングマップを、

一度アウトプットします。

 

3人1組になって、

自分がかいたウェビングマップに沿って話をさせます。

 

中心に書いた事から、

マップの外側へと話しを展開する流れです。

 

例えば次のような感じで、

教師が一度お手本を見せるといいでしょう。

 

例)コミュニケーション力が高まったことを書きたい場合

 

「私が6年間で1番成長したのは、自分から進んで友達と会話するようになったことです。」

「低学年の頃は、とても引っ込み思案でした。」

「自分から話しかけられなかったのは、自分に自信がなかったからだと思います。」

「私はその事をどうにか変えたいと思ってました。」

「そこである日、思い切って学級委員に立候補しました。」

(実体験を心情の変化とともに話す。)

「学級委員の経験により自分に自信がつき、今では自分から積極的に友達と関わりがもてるようになりました。」

中学校では...(未来のことまで話せるとさらに良い)

 

 

この対話の目的は、

自分の思考をアウトプットすることだけでなく、

考えを広げることでもあります。

 

なので、話を聞く側にも、

 

「それってどういうこと?詳しく教えて。」

「こんな出来事も関係してるんじゃない?」

 

など、どんどん質問させたり、

アドバイスをさせます。

 

対話の中で、

ウェビングマップに書き足せることは書き足すようにします。

 

 

4   全体で共有する

 

ここまでできたら、

あとは全体での共有。

 

出来るだけ全員に発表させ、

黒板にウェビングマップや「成長したこと」を書いたワークシートを貼ります。

 

それを出来事や行事とつなぎ合わせ、

分類していきます。

 

友達の発表を聞いて、

自分とつなぎ合わせられるものがあれば、

ウェビングマップに付け加えさせます。

 

 

ここまでで2時間です。

 

下書きの前段階として、

なかなか良い実践だと感じたので、

ぜひ参考にしてみて下さい。

 

 

下書き以降の流れは、こちらを参考にやってみたいと思います。

ao-labo.com

 

「あお先生」ありがとうございました!

この場をお借りして御礼申し上げます。

 

良い卒業文集になるといいなー。

 

仕上がりが今から楽しみです。

 

 

それでは今日はこの曲。

宇多田ヒカルの「Face My Fears」

youtu.be

この曲は、EDM好きは知らない人はいない

Skrillex(スクリレックス)と共に制作した曲。

 

ゲームソフト『KINGDOM HEARTSⅢ』のオープニングテーマソングであり、

世界31ヶ国のiTunesダンスチャートで1位、

世界14ヶ国のApple Musicダンスチャートでも1位を獲得しています。

 

2月2日付の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”でも98位を記録、

ワールド・デジタル・ソング・セールス・チャートでは首位を獲得しまさした。

 

日本人名義の楽曲としてはピコ太郎「PPAP」以来約3年ぶり、

宇多田にとっては初の米ビルボード“Hot 100”入りということです。

 

それではおやすみなさい🌙

【体育のユニバーサルデザイン】誰もが楽しめる空間作り

みなさんこんばんは。

中高生は受験シーズン真っ盛りですね。

 

先日も「センター試験」が行われましたが、

来年で廃止ということで、

今の高校1年生以下は今のうちから対策をしていく必要がありますね。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

yoshit.hatenablog.com

 

さて、

今日は「体育のユニバーサルデザイン」についてです。

 

学校現場では、

平成 26年1月の「障がい者の権利に関する条例」を受けて、

「インクルーシブ教育システム」の充実と、

「合理的配慮」の提供が求められるようになりました。

 

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インクルーシブ教育とは、

 

子どもたち一人ひとりが多様であることを前提に、

障害の有無にかかわりなく、

誰もが望めば自分に合った配慮(合理的配慮)を受けながら、

地域の通常学級で学べることを目指す教育理念と実践プロセスのことをいいます。

 

つまり、

「一人ひとり丁寧に」「みんなで一緒に学ぶ」

の両方の実現を目指す教育理念であるといえます。

 

h-navi.jp

 

しかしながら、

特別支援学級のお子さんが通常学級の体育に交流で参加する際、

 

「学習内容が難しくてみんなについていけない。」

「児童同士のコミュニケーションがとれない。」

「球技などのルールがわからない。」

「交流学級の担任と打ち合わせの時間がとれない。」

 

など、様々な課題があり、

体育に参加しないお子さんたちがいます。

 

そんな状況では、

「一人ひとり丁寧に」「みんなで一緒に学ぶ」

の両方の実現を目指すインクルーシブ教育の理念に反してしまいます。

 

そこで私が意識していることは、

 

ユニバーサルデザインです。

 

ユニバーサルデザインとは、

「できるだけ多くの人が利用可能であるようなデザインにすること」

 

が基本のコンセプトであり、

障がい者を対象とする「バリアフリー」とは意味合いが異なります。

teacheers.nobody.jp

このユニバーサルデザインに関する授業研究は、

日本国内では、

国語や算数,社会科ではよく取り入れられていますが、

体育で取り入れられている実践例が意外と少ない。

 

今の子どもたちは、

普段運動をしない(ゲームやスマホのアプリ、習い事で忙しい)

児童が増え、

運動ができる子とできない子の二極化が進んでいるわけです。

 

ボール投げ一つをとっても満足にできない子が多い中、

特別支援学級に限らず、

多種多様な児童がみんなで一緒に体育の授業をやるには、

 

体育こそユニバーサルデザインの視点が必要

 

なんです。

 

そこで、私が体育の授業で常に意識していることは、

 

①授業の流れを毎回統一すること

②視覚的にわかりやすい掲示物・映像資料

③情報伝達の工夫(指示・発問・説明のわかりやすさ)

④今日の1時間で何を学ぶのか明確にする

⑤環境整理(用具がいつも同じ場所にある)

⑥スモールステップによる技能習得

⑦安心できる・居場所のある雰囲気

⑧基礎感覚の充実(特別支援教育でいう「初期感覚」)

 

この8つです。

後日、具体的な方法をブログで紹介します。

 

小学校の先生は、

教科担任制ではありません。

「体育が苦手」という思いは、

小学校の場合、子どもだけでなく、

教えている先生ご自身も感じている可能性があります。

 

昨年、市内の初任者全員にアンケートをとったところ、

ほぼ全員が「体育の授業の指導に苦手意識がある」

と回答していました。

 

このユニバーサルデザインを意識した指導は、

体育の指導力向上にも役に立つと確信しています。

 

 

これからこのブログを通じて、

そんな体育の指導に苦手意識を感じている先生にも

具体的な指導方法を発信していければと思います。

 

 

それでは今日はこの曲。

 

「The Middle」(Zedd,Maren Morris & Grey)

最近は、クラブイベントで毎回のように流します。

お客さんの反応も良いです。(特に外国人)

www.youtube.com

 

 それでは、おやすみなさい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【2020教育改革】プログラミング教育って何?〜Scrachを実際に体験してみた〜

こんにちは。

3連休最終日ですね。

 

私は体調を崩し、珍しく飲みにも行かず、

家で3日間、薬飲んでずっと休んでいました。

 

 

さて、2020年、教育が大きく変わります。

 

教育関係者であれば周知のことでありますが、

皆さん、ご存知でしたか?

 

 

最近はCMなどでも取り上げられており、

学校もそれに向けて準備を進めているところです。

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2020年、何が変わるかというと、

『学習指導要領』が変わるんです。

 

『学習指導要領』というのは、

学校教育法施行規則に基づき,

学校の教育課程の基準として定められているものです。

(ここでいう学校とは、小学校・中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校であり、国立・公立・私立問わずに適用されます。)

 

要は、学校のカリキュラムは、『学習指導要領』をもとに作られているわけです。

 

この『学習指導要領』、10年に一度、見直されているのはご存知でしょうか?

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「日刊SPA!」2016.9.30

今回の改定では、

 

主体的・対話的で深い学び(アクティブラーニング)の重視を柱に、

そして近年メディアでも話題になっている

 

・情報活用能力の育成(プログラミング教育)

 

・外国語教育の充実(小学5・6年で「外国語科」、小学3・4年で「外国語活動」)

 

・道徳教育の充実(道徳の教科科 小学校はH30年度〜 中学校はH31年度〜)

 

などの導入が大きな特徴となっています。

 

 

今日はその中でも、プログラミング教育って何?

ってことです。

 

「プログラミング」という教科ができるの?

 

いえ、違います。

プログラミング教育は、算数や理科、総合的な学習の時間など、

すでにある教科の中で実践されることになっています。

 

ですから、具体的にどの学年のどの教科・単元で、

どれくらいの時間数でプログラミングを扱うかは、

各学校が判断することになります。

 

「プログラミング」と聞くと、

子どもたちが難しいプログラミング言語をコンピューターに打ち込んでいくのかと想像する人も多いでしょう。

 

しかし、

小学校段階におけるプログラミング学習の目的は、

プログラミングの使い方を覚えることではありません。

 

プログラミング学習を通じて「プログラミング的思考」

を身につけることです。

 

プログラミング学習を通じて、

「アイディアを形にする力」

「創造する力」

「物事を順序立てて考える力」

「問題快活する力」

「わかりやすく説明する力」

 

などを楽しみながら身につける

ことを目的をしています。

 

では、

具体的にどんな活動を小学生からやるのでしょうか。

 

私が勤務する地域では、

「SCRATCH(スクラッチ)」

というソフトを使って学習するそうです。

 

このスクラッチというソフトは、

アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)のメディアラボが開発した

プログラミング学習用ソフトです。

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progra.org

Scratchは誰でも無料で使えるフリーソフトです。

お金を払うことなくプログラミング学習をはじめることができるのがポイントです。

 

ちなみに、ネット回線があるPCさえあれば、

今でもできるので、ぜひ教員の方はやってみてください。お子さんがいる家庭は、お子さんにもやってもらうと良いかもしれません。

(まずはアカウントを作り、「創作をはじめましょう」から日本語設定に変えるところからやるといいです。)

scratch.mit.edu

 

ということで、

実際にやってみました。

 

クラッチを通して、

プログラミングの基礎である

順次処理、反復処理、分岐処理を

割と簡単に、直感的・感覚的に行うことができました。

 

しかしながら、

文科省が目指す「プログラミング的思考」にどう繋げるかは

私もまだわかりませんでした。

 

とりあえず、教師もまずやってみることが大切。

教員の方、時間あるときにぜひやってみてください。

 

ちなみに、私のクラスは、先取りで来週からはじめてみようと思います。

 

導入の一時間で、

「プログラミング」とは何かをパワーポイントで説明(20分程度)し、

NHK for Schoolの「Why!?プログラミング」をみせて(20分程度)、

再来週以降、実際にスクラッチを操作(2時間程度)させたいと思います。

www.nhk.or.jp

 

それでは今日はこの曲。

Drake(ドレイク)の「Nice For What」

自身のアルバム「GOD'S PLAN」が、2018年のビルボード年間1位を獲得。

2019年2月の行われるグラミー賞にも7部門ノミネート。

その中でも私が大好きで、クラブでよく流している曲です。

Lauryn Hillローリン・ヒル)の「Ex Factor」をサンプリングした曲です。

それではみなさん、良い3連休をお過ごし下さい!

www.youtube.com

 

 

 

 

【これからの時代に求められるであろう人材】昆虫大好き少年

みなさんこんばんは!

3学期が始まり、3日が経ちました。

 

私は小学6年生の担任をしているので、

中学校に向けた話なんかもしながら、

 

子どもの気持ちを少しづつ卒業に向けて

シフトチェンジしているところです。

 

 

さて、私のクラスでは、この2日間で、

「3学期の目標」に貼る顔写真の撮影をしました。

 

 

小学校生活最後の個人写真なので、

児童に次のような条件を提示しました。

 

・6年間で特に思い入れのある場所(大好きな場所)で撮ろう!

 

・自分の個性をどんどん出していこう!

 

 

それぞれが各々、

場所が決まり次第、カメラマンの私を呼びに来ます。

 

 

教室の黒板、学習机、グラウンド、池、バスケットゴール、

 

音楽室、配膳室、図書室・・・・。

 

いろんな場所に行きました。

 

 

それぞれの場所で、

一人一人が思い入れのある場所で、

それぞれの個性が輝く良い写真がとれました。

 

 

そこである少年が、

 

「プレハブの裏にある、クヌギの木のところで写真を撮って下さい。」

 

と言いに来たので、

 

 

「なんでこの場所なの??」

 

と聞くと、

 

彼は、

 

5分間、わたしが止めるまで

 

延々とその理由を熱く語ってくれました。

 

 

要約すると、

彼はめちゃくちゃ昆虫が大好きで、

クヌギの木には昆虫が集まるので、

「昆虫LOVE=クヌギLOVE」

という内容の話なのですが、

 

まあその話が長いww。

そして彼の話している時の表情や熱量がすごい!

なんだか圧倒されてしましました。

 

専門用語が多すぎてよくわかりませんでしたが、

なんだか、生き生きしていて、

見ていて微笑ましくなりました。

 

 

 

でも私はふと思いました。

 

 

これからの時代、

こういう人が強いのかもしれない。

 

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あることにめちゃくちゃ詳しくて、

好きで好きでたまらない。

いつだってそのことばかり考えてしまう。

そんな「個」が強い人。

 

いますよね。

 

そういう人がこの先の社会、

特に必要とされていくんじゃないだろうか。

 

 

前田裕二氏も、著書『メモの魔力』で、

 

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「これまでの時代は、人生を組織に委ねることで生きていけた部分も大きかった。

今後は、組織の中でも個人のスキルや仕事量が今以上に可視化、フィーチャーされていく・・・。」

 

と言っていました。

 

 

従順に言われたことをその通りにやることも大切かもしれません。

しかし、

 

これからの時代、

 

この「昆虫大好き少年」のように、

一つのことに多くの熱量を注ぎ込めるだけの情熱。

 

さらには、

それを多くの人に共感させられるような語り(アウトプット)ができる子。

 

こんな人が社会に求められるんだろうなー。

 

 

これから20年後、

この「昆虫大好き少年」がどんな人生を歩んでいるのか。

今から楽しみです。

 

 

それでは今日はこの曲で。

アリアナ・グランデの「thank u, next」。

 

11月にYouTubeで公開後24時間で5000万回を超える再生数を達成し、

1日の動画再生数で史上最多の記録を樹立した曲です。

 

意外とアリアナは、全米ではこれまで2位が最高位だったようで、

この曲で初めて1位を獲得したそうです。

 

4人の元カレへの感謝を綴った斬新な内容が話題になっています。

それではおやすみなさい。

www.youtube.com

 

 

 

 

【メモの魔力】知的生産のためのメモ活用法

みなさんこんにちは。

 

私の住む地域では、明日から始業式です。

ということで、今日は冬休み最終日。 

 

私自身、この冬休みは、

この6冊の本を読みました。

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それぞれが良いので、全部オススメなんですが、

 

前田裕二さんの『メモの魔力』

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これがなかなか自分の琴線に触れる内容でした。

 

友人に勧められて探しましたが、

どうやら、かなりの人気の本のようで、

近所の本屋でなかなか入手できず、年明けにようやく届きました。

prtimes.jp

 

私はメモの重要性というものを今まで考えたことがなかったので、

読む前はあまり興味を示さなかったのですが・・・、

 

実際に読んでみたら、まさに目から鱗でした。

 

ここでいうメモというのは、

単なる記録としてのメモではなく、

知的生産のためのメモです。 

 

前田氏によると、

知的生産のためのメモの流れとして、

 

ファクト → 抽象化 → 転用

 

この流れを日々の生活に取り入れていけば、

人生が変わるとのことです。

 

難しい言葉が3つ出てきました。

「ファクト」→ 実際にあったこと,事実。

「抽象化」→ 具体的なものから共通のものを抜き出して一般的な理念をつくること。

「転用」 → 他のことにあてはめること。

 

この流れの具体的な例として、

前田氏は小学校の頃やっていた路上ライブの経験を挙げながら、

次のように説明しています。

 

 

前田氏は幼い頃から両親をなくし、

小学生の頃から路上ライブをして生計を立てていたそうです。

(すごい話だな・・・。)

その中で、

次のような思考の流れで思考を現実化していったようです。

 

【ファクト】(実際にあったこと,事実)

 ・立ち止まってまらった人のリクエストに応えると仲良くなる。

 ↓

【抽象化】(気づき,背景,法則,特徴)

 ・仲良くなるには、双方向性が大事。

 ・人は「うまい歌」でなく、「絆」にお金を払う。

 ↓

【転用】(自らのアクションにあてはめる。)

 ・双方向性があり、絆が生まれる仕組みをネットに作る。

 

 

これまで「素通り」していた情報から法則を導き出し、

自らの行動を変えていく習慣を身につけたのです。

(小学生からなかなかだな・・・。)

 

その後、

前田氏は早稲田大学に入学、

 ↓

外資投資銀行に入社。

 ↓

ニューヨークでの生活を経てDeNAに入社。

 ↓

仮想ライブ空間「SHOWROOM」社長

そして、昨年、石原さとみさんとの交際で一気に有名に。w

matome.naver.jp

 

すげー経歴。。(ー ー;) 

 

たしかに・・・、

 

この人の言うこと聞いとけば

人生変わりそうな気がしてきた。ϵ( 'Θ' )϶

 

 

ということで、

さっそく前田式のやり方で書いてみました。

 

左側がファクトで、

右側が抽象化、転用です。

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わかりにくくてすみません。w

 

やってみた感想としては、

「抽象化」するのがなかなか難しい。というかまだできてない。

 

 慣れが必要ですね。

 

でも、4色ボールペンを使って、

見た目的に思考の流れがとてもわかりやすく、

読書した内容が整理され、頭に残ったのは確かです。

 

もしこの前田式のメモが習慣になれば、

 

日々の出来事や課題などが抽象化され、

物事の本質を考える癖がつく

 

のではないかと思いました。

 

んー。これはいいかもしれない。

 

とりあえず、しばらく前田式のメモ、続けてみます

 

 

 

それでは今日はこの曲。

Ed SheeranのPerfect。

 

エド・シーランの彼女「Cherry Seaborn(チェリー・シーボーン)」

について書かれた曲です。

 

昨年の1月20日にインスタグラムで「昨年末にプロポーズした」と発表があり、

ファンを驚かせました。

とにかく歌詞が素敵な曲です。

 

明日から始業式ですね。明日からまた1週間頑張りましょう!

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